「一軸破砕機と二軸破砕機のどちらを選ぶべきか分からない」「どのメーカーの機種が自社に合うのか判断できない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
適切でない破砕機を選ぶと、処理能力不足や粒度のバラつき、余計な電力コストなどのリスクが発生します。
本記事では、一軸破砕機のおすすめ7選の特徴に加え、一軸と二軸の違い、失敗しない選び方のポイントを分かりやすく解説します。金属スクラップ処理の効率化や設備更新を検討している製造業・リサイクル業・産廃処理業のご担当者様は、ぜひ参考にしてください。
なお、金属スクラップ処理機については以下のメディアで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
一軸破砕機のおすすめ7選

一軸破砕機は、各メーカーごとに構造・性能・対応可能な素材などが大きく異なります。おすすめの一軸破砕機は次の7機種です。
- 株式会社テヅカ|一軸破砕機Cシリーズ
- カナデビア|一軸破砕機
- 遠藤工業|一軸破砕機
- 近藤工業|一軸破砕機 SHRED ONE
- ウエノテックス|一軸破砕機 UCシリーズ
- フジテックス|一軸破砕機 「ALI(アリ)」
- 株式会社日本プログ|SSG型一軸破砕機
以下で各機種の特徴や選び方を詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
①株式会社テヅカ|一軸破砕機Cシリーズ

株式会社テヅカは、福岡県古賀市に本社を構えるリサイクル処理機械・スクラップ処理機の専門メーカーです。一軸破砕機Cシリーズは、金属スクラップや廃電線など多様な素材の破砕・選別に対応した高耐久の産業用機です。
設置環境や処理物の特性に合わせて、仕様を柔軟にカスタマイズできるオーダーメイド設計が強みで、限られたスペースでも導入可能なコンパクトタイプから、処理量重視の大型モデルまで幅広く展開しています。
処理効率や安定稼働を重視する鉄鋼・非鉄金属業界はもちろん、省スペース・高機能・長期安定運用を求めるリサイクル業・産業廃棄物処理業の方にもおすすめです。
②カナデビア|一軸破砕機

カナデビアは、廃棄物や資源のリサイクル設備の構築を中心に展開する企業で、全国の自治体・民間事業者への導入実績が豊富です。同社の一軸破砕機は、キューブカッター方式と耐摩耗性カッターを採用し、軟質プラスチックから廃木材まで幅広い可燃性資源物を細かく破砕する点が特徴です。
スクリーンの目開きを変更することで、目的や素材に応じて粒度を柔軟に調整できるため、選別工程の効率化にも貢献します。多様なごみ・廃材の選別や処理効率アップを目指す自治体、リサイクル業者、廃棄物処理事業者におすすめです。
③遠藤工業|一軸破砕機

遠藤工業は、産業機械や粉砕・破砕機を専門に開発・製造する企業で、多品種・高品質な装置を多数展開しています。同社の一軸破砕機は、ECSシリーズを中心に複数モデルがあり、ロ―タ径や破砕室サイズ・回転刃枚数など仕様を細かく選択できます。
小型機から大型機までラインアップがあり、素材・設置スペース・処理量に応じて最適な機種を導入可能です。用途に応じた粒度設定や安定した連続運転を重視する製造業・解体業・産廃処理業の方におすすめです。
④近藤工業|一軸破砕機 SHRED ONE

近藤工業は、産業用リサイクル機器の製造・販売を行う老舗企業で、ユーザーの現場ニーズを反映した独自開発に強みがあります。一軸破砕機「SHRED ONE」は、お客様の声をもとに設計された高機能モデルで、ローターサイズやモーター容量ごとに多機種をラインアップしているため、小型から大型案件まで幅広く対応します。
処理対象や設置スペースに応じて最適な機種が選べるほか、パワフルな破砕能力とメンテナンス性の高さも特長です。大量処理や難破砕材の破砕、高い安全性・操作性を求める金属リサイクル業や産業廃棄物処理施設の担当者におすすめです。
⑤ウエノテックス|一軸破砕機 UCシリーズ

ウエノテックスは、産業廃棄物処理・リサイクル設備を開発する専門メーカーで、現場課題に応える高機能環境機械を多数展開しています。同社の一軸破砕機UCシリーズは、建築廃材・粗大ゴミ・タイヤなどの破砕難物にも対応可能な万能モデルで、従来機より大型化と処理能力の向上を実現しています。
さらにAI技術や形状認識センサーを活用した自動選別・対象物搬送システムなど、効率化に繋がる先進機能が搭載されています。破砕素材の多様化や大量処理、高度な自動化・省力化を求める事業者、設備リニューアルを検討するリサイクル業・産廃処理業の方におすすめです。
⑥フジテックス|一軸破砕機 「ALI(アリ)」

フジテックスは、環境機器・リサイクル設備の販売・サポートに強みをもつ専門商社です。同社の一軸破砕機「ALI(アリ)」は、フレコンバッグや漁網、衣類、混合産廃といった従来処理が難しかった素材の破砕が得意なオリジナルモデルです。
特許取得の固定刃形状で鋭い切れ味と高耐久性を両立し、IoTによる稼働状況の遠隔監視・サポート機能や、スクリーン・刃物交換の簡便性もあります。
雑多な素材や難処理物が多いリサイクル事業者、省力化や運用コスト削減、安全性・遠隔管理を重視する企業におすすめです。
⑦株式会社日本プログ|SSG型一軸破砕機

株式会社日本プログは、廃棄物処理機械・リサイクル機器の製造・カスタマイズを得意とする専門メーカーです。SSG型一軸破砕機は、油圧プッシャー方式で難処理物も安定して破砕できるモデルです。
スクリーン交換で排出サイズを調整でき、プラスチック、木材、紙、繊維、ゴムまで多種多様な素材に対応しています。ローターの自動逆転、負荷連動の安全設計、簡単な刃物交換やメンテナンス性も魅力です。
コストを抑えながら幅広い用途に使える破砕機を探す自治体、廃棄物・リサイクル事業者、頻繁な仕様変更や複合システム導入を検討する企業におすすめです。
【あわせて読みたい】
▼株式会社テヅカってどんな会社?特徴や製品情報など徹底解説!
一軸破砕機と二軸破砕機の違いとは?

一軸破砕機とは、1本の回転軸(ローター)に取り付けた刃物で投入物を切断・破砕し、安定した粒度を実現できる装置です。二軸破砕機との違いは次の通りです。
以下でそれぞれの違いを詳しく解説します。
一軸は狙い通りの均等な粒子を安定して得やすい
一軸破砕機はスクリーンを搭載しているため、目的とする粒度に効率よく揃えやすいのが最大の特長です。処理物は回転軸と固定刃で切断され、細かな粒度や一定の大きさを厳格に管理したいリサイクル現場などで重宝されます。
さらに、排出サイズの変更がスクリーン交換のみで簡単に行え、刃のギャップ調整やメンテナンスも容易です。ランニングコストも比較的低く、木材や軟質素材の細かな処理に最適な選択肢となります。
二軸は多種多様な素材でもスムーズにせん断破砕できる
二軸破砕機は2本のローターによる強いせん断力で、異物混入や硬質素材・大型ごみも安定して破砕できます。シート状や繊維質の複合物、金属スクラップなど多様な対象に対応し、幅広い現場で採用されています。
スクリーンがなくても短冊状破砕が可能で、高トルク設計はトラブル時の耐久性にも優れています。一方、粒度管理は苦手ですが、とにかく破砕の幅を広げたい現場に適します。
一軸は省スペースで省エネ・二軸は高耐久で高処理力
一軸破砕機はシンプルな構造で設置スペースが小さく済み、省電力かつ経済的です。また、高速回転による効率的な処理で、安定した連続運転も強みです。
二軸破砕機は本体が大きめで消費電力も増えますが、耐久性・トルク・処理能力すべてが高水準です。メンテナンス頻度も低く、過酷な使用環境や大容量処理を必要とする場所で真価を発揮します。
二軸破砕機のおすすめ比較を見る
破砕機/シュレッダー全体の比較を見る
【あわせて読みたい】
▼二軸破砕機おすすめ7選!高効率で減容できる二軸破砕機の選び方
一軸破砕機が向いているケース

一軸破砕機は、粒度をある程度揃えたい処理や、後工程の選別効率を重視したいラインで使われるケースが多い破砕機です。特に金属くず用途では、均一粒度によって搬送性や選別効率を安定化しやすい特徴があります。一方で、異物混入や大型混合物が多い場合は停止リスクや刃物摩耗が増えるケースもあるため、「何でも投入できる設備」と考えず、処理物条件に合わせて選定することが重要です。
粒度を揃えたい処理

一軸破砕機が向いている代表的なケースが、「粒度を揃えたい処理」です。
金属スクラップ処理では、「細かくできるか」だけではなく、“どの程度均一なサイズへできるか”が重要になる場合があります。
例えば、
- 金属端材
- プレス材
- アルミくず
- ステンレス端材
などでは、後工程で扱いやすいサイズへ揃えることが求められるケースがあります。
均一粒度は搬送性を安定化しやすい
粒度が揃っていると、搬送性が安定しやすくなります。
例えば、サイズばらつきが大きい場合、
- 搬送詰まり
- ホッパーブリッジ
- 投入ムラ
などが発生するケースがあります。
一方、一軸破砕機では、スクリーンによって排出サイズを管理しやすいため、比較的均一な粒度へ調整しやすい場合があります。
これにより、
- 搬送効率向上
- ホッパー投入安定化
- ライン停止低減
につながるケースがあります。
特に自動ラインでは、「粒度ばらつき」が設備停止要因になる場合もあるため、均一化のメリットは大きくなります。
溶解投入しやすいサイズへ調整しやすい
金属スクラップでは、溶解工程へ投入しやすいサイズへ調整したいケースもあります。
例えば、
- 鉄スクラップ
- アルミスクラップ
- ステンレススクラップ
などです。
粒度が大きすぎると、
- 投入しにくい
- 溶解効率低下
- ハンドリング悪化
につながる場合があります。
一方、過剰に細かくしすぎると、微粉増加や歩留まり低下につながるケースもあります。
そのため、「どのサイズへ調整するか」が重要になります。
一軸破砕機は、比較的粒度管理しやすいため、「必要なサイズへ揃えたい処理」に向いているケースがあります。
再資源化工程では粒度が重要になる場合がある
リサイクル工程では、「回収できるか」だけではなく、“効率良く再資源化できるか”も重要です。
例えば、粒度ばらつきが大きいと、
- 選別精度低下
- 回収率低下
- 搬送不安定
につながる場合があります。
そのため、後工程を考慮すると、「均一粒度へできること」が大きなメリットになるケースがあります。
特に、
- 非鉄回収
- 磁選
- 比重選別
などでは、粒度状態が選別効率へ影響する場合があります。
粒度重視なら投入物条件管理も重要
一軸破砕機は粒度管理しやすい一方、投入条件管理も重要です。
例えば、
- 大型異物
- 長尺材
- 高硬度異物
などが混入すると、
- スクリーン詰まり
- 過負荷停止
- 刃物損傷
につながる場合があります。
そのため、「均一な粒度を作りたい」場合ほど、投入物条件整理が重要になります。
後工程の選別効率を上げたい処理
一軸破砕機は、「後工程選別効率を高めたい処理」にも向いているケースがあります。
特に、
- 磁選
- 非鉄選別
- 比重選別
- ふるい分け
などを行うラインでは、「どのような粒度状態で供給するか」が重要になります。
選別設備は粒度状態の影響を受けやすい
後工程選別では、粒度状態によって選別精度が変わる場合があります。
例えば、粒度ばらつきが大きいと、
- 磁選効率低下
- 非鉄分離低下
- ふるい詰まり
につながるケースがあります。
また、大型物と微粉が混在すると、搬送性が悪化する場合もあります。
そのため、「どの程度粒度を揃えられるか」が重要になります。
一軸破砕機は、比較的均一なサイズへ調整しやすいため、選別前処理として導入されるケースがあります。
均一粒度は回収率改善につながる場合がある
選別工程では、「どれだけ回収できるか」が重要になります。
例えば、粒度状態が不安定だと、
- 非鉄回収漏れ
- 鉄分残留
- 選別ムラ
が発生する場合があります。
そのため、「一定サイズへ揃えること」が回収率向上につながるケースがあります。
特に、
- アルミ選別
- 銅回収
- 比重選別
などでは、粒度条件が重要になる場合があります。
過剰破砕には注意が必要
「細かくできるほど良い」と考えてしまうケースもあります。
しかし実際には、過剰に微細化すると、
- 微粉増加
- 回収率低下
- ダスト増加
につながる場合があります。
また、微粉化によって、逆に選別しにくくなるケースもあります。
そのため、「必要以上に細かくしない」ことも重要です。
一軸破砕機では、スクリーン条件によって粒度調整できる場合があるため、「どこまで細かくするべきか」を整理することが重要になります。
後工程全体で考えることが重要
一軸破砕機は、「単体性能」だけで導入するのではなく、“後工程との組み合わせ”で考えることが重要です。
例えば、
- 磁選ライン
- 非鉄選別ライン
- 再溶解ライン
などです。
そのため、
- どのサイズが最適か
- どこまで破砕するべきか
- 微粉をどこまで抑えるか
を整理しながら選定する必要があります。
金属くず用途で失敗しない確認ポイント

一軸破砕機を選定する際、「処理能力が高いか」だけで比較してしまうケースがあります。
しかし実際には、
- 処理物硬度
- 投入サイズ
- 異物混入条件
- スクリーン仕様
などによって、実際の運用性や維持コストが大きく変わります。
そのため、「見た目の処理能力」だけではなく、“実際の現場条件へ合っているか”を確認することが重要です。
硬さ・サイズ・異物

一軸破砕機では、投入条件整理が非常に重要です。
特に、
- 金属硬度
- サイズばらつき
- 異物混入
によって、負荷が大きく変わります。
高硬度材は刃物負荷が増えやすい
一軸破砕機では、処理する金属の硬さによって、刃物負荷が大きく変わります。
特に、切削抵抗が高い素材を連続処理する場合は、刃物摩耗が早くなるケースがあります。
例えば、
- 高張力鋼板
- 厚板材
- 高硬度合金
などでは、刃物摩耗が早くなる場合があります。
特に高硬度材は、通常の軟質スクラップよりも切削抵抗が大きく、刃物へ強い負荷がかかりやすくなります。
そのため、
- 刃物寿命短縮
- 消費電力増加
- 処理速度低下
につながるケースがあります。
また、硬度条件によっては、処理能力低下や停止頻度増加につながるケースもあります。
特に、高硬度材が連続投入される現場では、想定以上に刃物交換頻度が増える場合があります。
さらに、刃物摩耗が進行すると、
- 粒度ばらつき増加
- 破砕ムラ
- 過負荷停止
などにもつながる場合があります。
そのため、「何の金属を処理するか」を整理することが重要です。
特に、
- 主な処理材質
- 最大硬度条件
- 厚み条件
- 混在率
まで整理しておくと、適切な刃物仕様や設備選定につながりやすくなります。
投入サイズ差が大きいと停止リスクが増える
大型素材と小型素材が混在すると、投入負荷が不安定になる場合があります。
例えば、
- 大型塊材
- 長尺材
- 不定形材
などです。
これらは、
- 噛み込み
- ブリッジ
- 過負荷停止
につながる場合があります。
特に長尺材では、軸へ絡み付いたり、投入部で引っ掛かったりするケースがあります。
また、大型塊材が連続投入されると、一時的に負荷が集中し、モーター負荷上昇や処理速度低下につながる場合があります。
さらに、不定形材が多い場合は、投入姿勢によって処理状態が変わるケースもあります。
例えば、
- 横向き投入
- 重なり投入
- 偏荷重投入
などです。
これにより、処理能力が安定しないケースもあります。
そのため、投入サイズ条件整理も重要になります。
特に、
- 最大投入サイズ
- 長尺物有無
- 不定形率
- 大小混在比率
などを整理しておくことで、適切なホッパー形状や軸仕様を選定しやすくなります。
異物混入は保守コスト増加につながる
一軸破砕機は、異物混入によって、
- 刃欠け
- スクリーン破損
- 停止増加
につながる場合があります。
特に、
- コンクリート片
- ボルト類
- モーター類
などは注意が必要です。
また、想定外の高硬度異物が混入すると、
- 軸負荷増加
- 異常振動
- 緊急停止
につながるケースもあります。
さらに、異物除去作業によって長時間停止する場合もあります。
特にスクリーン内部へ異物が噛み込むと、分解清掃が必要になるケースもあります。
そのため、異物混入が多い現場では、
- 停止頻度増加
- 保守工数増加
- 部品交換費増加
につながりやすくなります。
また、異物混入による突発停止は、後工程ライン停止にも影響する場合があります。
そのため、「何が混ざる可能性があるか」まで整理することが重要です。
特に、
- 搬入元
- 回収ルート
- 異物発生原因
- 前処理有無
まで確認しておくことで、異物対策や設備仕様を検討しやすくなります。
スクリーンと刃物の考え方

一軸破砕機では、スクリーンと刃物の組み合わせによって、処理性能や粒度、運用コストが大きく変わります。
そのため、「処理能力が高いか」だけではなく、
- どの粒度へしたいか
- どの素材を処理するか
- どれだけ連続運転したいか
まで整理することが重要です。
特に金属くず用途では、スクリーン条件や刃物状態によって、
- 粒度ばらつき
- 詰まり頻度
- 消費電力
- 刃物寿命
まで変わる場合があります。
そのため、一軸破砕機では、「本体性能」だけではなく、“スクリーンと刃物をどう使うか”が非常に重要になります。
スクリーン径は粒度へ大きく影響する
一軸破砕機では、スクリーン径によって排出サイズが変わります。
例えば、小径スクリーンを使うと、比較的細かい粒度へ調整しやすくなります。
一方、大径スクリーンでは、粗めの粒度で排出しやすくなります。
しかし、「細かくできるほど良い」というわけではありません。
細かいスクリーンを使用すると、
- 処理抵抗増加
- 処理量低下
- 詰まり増加
- 消費電力増加
につながる場合があります。
特に金属スクラップでは、長尺材や薄板材がスクリーンへ引っ掛かり、排出しにくくなるケースがあります。
また、異物混入時には、スクリーン破損リスクも高まる場合があります。
そのため、「どこまで細かく必要か」を整理したうえで、スクリーン条件を選定することが重要です。
刃物形状によって破砕特性が変わる
一軸破砕機では、刃物形状によって破砕特性が変わる場合があります。
例えば、
- 食い込みやすさ
- 切断性
- 引き裂き性
などです。
そのため、同じ一軸破砕機でも、
- 金属向け
- 樹脂向け
- 混合材向け
で刃物仕様が変わるケースがあります。
特に金属くずでは、
- 薄板材
- 厚板材
- アルミ
- ステンレス
などによって負荷条件が変わるため、刃物選定も重要になります。
また、長尺材が多い場合は、絡み付きにくい仕様が求められるケースもあります。
刃物摩耗は粒度安定性にも影響する
刃物摩耗は、単純な消耗品コストだけではなく、粒度安定性にも影響します。
例えば、刃物が摩耗すると、
- 切れ味低下
- 破砕ムラ増加
- 粒度ばらつき増加
につながる場合があります。
また、刃物摩耗が進むと、素材をうまく切断できず、
- 処理能力低下
- 電流値上昇
- 過負荷停止
につながるケースもあります。
そのため、刃物管理は「交換コスト」だけではなく、“ライン安定性維持”という視点でも重要になります。
刃物交換頻度は長期コストへ直結する
一軸破砕機では、刃物交換頻度がランニングコストへ大きく影響します。
例えば、
- 高硬度金属
- 異物混入
- 長時間連続運転
などでは、刃物摩耗が早くなる場合があります。
また、交換時には、
- 停止時間
- 作業工数
- 調整作業
も必要になります。
特に大型設備では、刃物交換だけで長時間停止するケースもあります。
そのため、
- 刃物寿命
- 交換しやすさ
- 部品供給体制
まで確認することが重要です。
「本体価格が安い設備」でも、刃物交換頻度が高いと、長期的にはコスト逆転するケースがあります。
スクリーン交換性も重要
スクリーンは消耗部品であり、交換頻度や交換しやすさも重要です。
特に、
- 高硬度材
- 異物混入
- 長時間運転
では、スクリーン摩耗や破損が発生する場合があります。
また、細かいスクリーンほど詰まりやすくなるケースもあります。
そのため、
- 清掃しやすいか
- 着脱しやすいか
- メンテナンススペースがあるか
も確認する必要があります。
特にスクリーン交換に時間がかかる設備では、停止損失が大きくなる場合があります。
投入物によって最適条件は変わる
一軸破砕機では、「どのスクリーンが正解か」は処理物によって変わります。
例えば、
- アルミくず
- 鉄スクラップ
- 薄板材
- プレス材
などでは、最適条件が異なります。
また、
- 後工程条件
- 必要粒度
- 処理量
によっても変わります。
そのため、「他社で使っている条件」をそのまま流用すると、想定通り運転できないケースもあります。
特に金属くず用途では、“自社処理物でどの条件が最適か”をテスト確認することが重要です。
見た目の処理能力だけで選ばないことが重要
設備比較では、「t/h性能」だけを見てしまうケースがあります。
しかし実際には、
- スクリーン詰まり頻度
- 刃物寿命
- 異物停止頻度
- 微粉発生量
によって、実際の運用性は大きく変わります。
例えば、高能力機でも、
- 刃物交換頻度が多い
- 異物で頻繁に止まる
- スクリーン清掃負荷が大きい
場合は、実稼働率が低下するケースがあります。
そのため、「最大能力」だけではなく、
- 長期運用コスト
- 停止リスク
- 保守性
まで含めて比較することが重要です。
特に一軸破砕機では、“どの条件で安定して粒度管理できるか”が、設備選定の大きなポイントになります。
効率化できる一軸破砕機の選び方3つ

一軸破砕機はすべて同じ構造・性能ではなく、導入目的や処理物によって最適なモデル選びが重要です。効率化できる一軸破砕機の選び方は次の通りです。
以下で、それぞれのポイントについて詳しく解説します。
①対応素材と粒度調整で選ぶ
一軸破砕機は、「どんな素材に対応できるか」「スクリーンで粒度調整がどこまで可能か」を必ず確認しましょう。素材ごとに必要な粒度や破砕方法が異なるため、処理したい原料の種類・排出サイズを基準に絞り込むと工程全体の効率化につながります。
たとえば、木材やプラスチックなどの均一な粒度が求められる場合は、スクリーン交換が簡単な機種や、ブレードのレイアウトが変更できるモデルを選ぶことで、後工程の選別や再利用効率も向上します。
②耐久性の高さと稼働の安定性で選ぶ
一軸破砕機は、長時間の連続運転や硬質素材・異物混入が多い現場ほど、耐久性や安定稼働の性能が重要になります。信頼できるメーカーの強靭な筐体構造、刃物寿命、負荷制御や自動逆転機能の有無などを必ずチェックしましょう。
安定して「止まらない」運転を実現できる機種を選び、トラブルやメンテ頻度が減れば結果的にランニングコスト削減にも直結します。
③メンテナンスや保守体制で選ぶ
一軸破砕機の効率運用には、消耗品交換のしやすさ・部品供給体制・メーカーのサポート力が欠かせません。刃物やスクリーンの交換方法、現場対応の迅速さ、安全装置やオプションのバリエーションまで総合的に比較しましょう。
定期メンテが楽な構造や、相談しやすいメーカーを選べば、長期的な安定稼働とトラブル時の迅速復旧が可能になります。
【あわせて読みたい】
▼スクラップ処理機械とは?種類・選び方とおすすめメーカー比較(条件別)
金属スクラップ処理機の導入におすすめの会社3選
最後に、金属スクラップ処理機の導入におすすめのメーカー(会社)を3社厳選してご紹介します。
以下で、各社の魅力や強みを解説しますので、比較検討の参考にしてください。
株式会社テヅカ

株式会社テヅカは、福岡県を拠点に全国の金属リサイクル業界や産業廃棄物処理業界向けのスクラップ処理機械・リサイクル設備を展開する専門メーカーです。
自社開発の一軸・二軸破砕機をはじめ、シェアリングプレスや圧縮梱包機など多彩なラインアップを揃え、現場の処理能力や設置条件に合わせたカスタマイズにも対応しています。実績豊富な技術者によるメンテナンス・アフターサポートも強みです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社テヅカ |
| 所在地 | 〒811-3125 福岡県古賀市谷山942-1 |
| 電話番号 | 092-941-1311 |
| 公式URL | https://tezuka-group.co.jp/ |
株式会社テヅカは、現場ごとに異なる処理課題や効率化ニーズへ柔軟に対応したいリサイクル事業者や、導入後も長期安定稼働・迅速対応を重視したい現場におすすめです。
また、以下の記事では株式会社テヅカの特徴や事例について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
なお、株式会社テヅカについてさらに詳しく知りたい方は、公式HPでも確認できます。
株式会社モリタ環境テック

株式会社モリタ環境テックは、環境機器・リサイクル設備分野で業界をリードする企業です。自社製のスクラップシア・ギロチンシャー、プレス機、二軸・一軸破砕機など現場での生産性・作業効率を高める多彩な機器を開発。
低騒音・低振動設計やAI制御など現場ニーズに応じた技術導入と、高度なメンテナンスネットワークも大きな特長です。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社モリタ環境テック |
| 所在地 | 〒274-0081 千葉県船橋市小野田町1530 |
| 電話番号 | 047-457-5111 |
| 公式HP | https://www.morita119-kt.com/ |
現場の多様な処理物や生産課題に応じた省力化・省エネ・安全性の高い設備を検討する事業者に特におすすめです。
なお、以下の記事では株式会社モリタ環境テックの特徴や事例について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
富士車輌株式会社

富士車輌株式会社は、創業100年以上と長い歴史を持つ廃棄物処理・リサイクル機械の総合メーカーです。主力のギロチンシャーやスクラッププレス、破砕機・選別設備をはじめ、製販据付・アフターサービスまで自社一貫体制で提供しています。高度な技術と柔軟なカスタマイズ力、業界トップクラスの納入実績も大きな強みです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 富士車輌株式会社 |
| 所在地 | 〒524-0034 滋賀県守山市千代町13-1 |
| 電話番号 | 077-583-1235 |
| 公式HP | https://www.fujicar.com/ |
導入から運用・保守までトータルでサポートを受けたい大規模リサイクル事業所や、設備の長期安定稼働を重視する現場におすすめです。
なお、以下の記事では富士車輌株式会社の特徴や事例について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ

今回は、一軸破砕機のおすすめ製品や選び方のポイントを紹介しましたが、最も重要なのは導入する現場や処理する素材に合わせた最適な機種の選定です。一軸破砕機は均一な粒度や安定した品質、省スペース・省エネなどのメリットがあるため、後工程の効率化やコスト削減、長期稼働などにつながります。
さらに、メーカーやモデルによって対応力やカスタマイズ性、メンテナンス性に差があるため、目的・課題を明確にして比較検討することが成功のポイントです。処理物や運用体制に合った機種選びが、リサイクル現場の生産性・安全性・経済性を左右する可能性があるため、会社選びは慎重に行いましょう。
この記事を読んでいる人におすすめ
▼スクラップヤードの規制強化にどう備える?許可・保管・油漏れ対策・設備見直しのポイント


