圧縮機/プレス機のおすすめメーカー製品!7選を徹底解説

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出典元:株式会社テヅカ

工場やリサイクル現場で発生する金属スクラップは、そのままでは体積が大きく、輸送や保管に手間とコストがかかります。

そこで必要となるのが「スクラップ処理機」「圧縮機」「プレス機」です。これらの設備は、金属を圧縮・成形することで効率的な再資源化を可能にし、作業効率の向上とコスト削減に大きく貢献します。

しかし、用途や現場の条件に合わせて最適な機種を選ぶ必要があり、メーカーごとに特徴も異なります。

そこで本記事では、圧縮機・プレス機のおすすめメーカー製品7選や、おすすめの圧縮機・プレス機メーカー3選を紹介します。導入で失敗したくない方は、ぜひ参考にしてください。

なお、金属スクラップ処理機については以下のメディアで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

圧縮機/プレス機のおすすめメーカー製品!7選

スクラップ処理の現場では、効率的に金属を圧縮・成形するための機械選定が非常に重要です。輸送コストの削減や保管効率の向上、さらには再資源化の品質にも直結するため、導入する製品の特長を把握しておく必要があります。

ここでは、代表的な圧縮機・プレス機を7つ取り上げ、それぞれの機能や強みを整理しました。

以下では、各製品の特徴を分かりやすく解説していきます。

スクラップ締プレス

出典元:株式会社テヅカ

株式会社テヅカのスクラップ締プレスは、コストを抑えつつも高い性能を備えた油圧プレス機です。

自社の設計基準とノウハウをもとに、品質管理力に優れた海外工場でOEM生産されており、国内の多くの事業所で導入されています。

設置には土間コンクリートまたは敷鉄板のみで対応可能。耐摩耗ライナ、上蓋刃物、空冷オイルクーラー、無線機が標準装備されています。

また、『経営力向上設備』対象機種として即時償却等の税制優遇にも対応しており、導入コストと運用性を両立したい事業者に最適です。

スクラップ締プレスの特徴

項目詳細
特徴1OEM製作により低価格での製品化を実現。
特徴2基礎は土間コン、敷鉄板でOK、据付も簡単ですぐに使用可能。
特徴3耐摩耗ライナ、上蓋刃物、空冷オイルクーラー、無線機を標準装備
特徴4「経営力向上設備」の対象機種で即時償却など税制優遇が受けられる。
参照元:株式会社テヅカ

押出式スクラッププレス(ベーリングプレス)

押出式スクラッププレス(ベーリングプレス)の画像
出典元:株式会社テヅカ

株式会社テヅカの押出式スクラッププレスは、鉄屑や新断、空缶、アルミサッシ、廃車など多様な素材の圧縮成型に対応する高速型油圧プレス機です。

本体は厚鋼板製の箱型フレーム構造で、各シリンダーは鋼管または鋳鋼製を採用。特殊鋼プレートで摺動部の摩耗や異物混入を防ぎ、高耐久性を確保しています。

高圧プランジャーポンプによる油圧制御で省エネ性と安定出力を両立。ラジコン操作によるワンマン運転も可能で、効率と操作性に優れたスクラップ処理機です。

押出式スクラッププレス/ベーリングプレスの特徴

スクロールできます
項目詳細
特徴1新断、空缶、アルミサッシ、廃車、軽量屑等に対応する各種プレスを揃えている
特徴2低いエネルギー消費、高い生産性、低コストの保守管理、経済性抜群のプレス機
特徴3ボックスライナーには、特殊鋼のプレートを採用
特徴4ラジコンによるワンマンコントロール
参照元:株式会社テヅカ

スクラッププレス

スクラッププレスの画像
出典元:KIMURAグループ

KIMURAグループのスクラッププレス『KSP-290シリーズ』は、廃車などの大型スクラップを高圧で圧縮し、体積を最大1/4まで減容できる油圧式プレス機です。

290トンの高圧力と独自の省エネ構造を採用し、圧縮時の偏荷重による油漏れリスクを軽減。標準で幅2000mmの広い投入スペースを持ち、作業効率の向上にも寄与します。

耐久性を重視した本体フレームや省電力仕様のポンプを搭載しており、廃車処理業務の効率化・省コスト化を目指す企業におすすめです。

PAN型スクラッププレス

モリタ環境テックのPAN型スクラッププレスは、新断材や廃車など多種多様なスクラップを効率よく圧縮成形するプレス機です。

蛇行を防ぐリンク機構を備え、投入ボックスがワイド設計のため、スクラップの投入作業がスムーズに行えます。

新断材は炉前サイズ、廃車はAプレス材として成形されるため、後工程での取り扱いも容易。高い処理能力と成形品質、操作性を兼ね備えた本機は、スクラップの圧縮効率を追求する現場に最適な機種です。

PCN型スクラッププレス

モリタ環境テックのPCN型スクラッププレスは、新断材やアルミサッシ、廃家電、低級屑など多様なスクラップを製鉄原料サイズに圧縮成形する油圧式プレス機です。

特殊鋼プレートを採用した摺動面により、高い耐久性と経済性を両立。遠隔操作に対応し、投入から成形・排出までの一連工程を自動で制御できます。

また、圧縮力は高圧・低圧の切替が可能で、処理物に応じた柔軟な対応が可能です。生産性・省力化を重視するスクラップ処理現場に適した高性能プレス機です。

スクラップベーラー

富士車輌の圧縮機は、廃棄物やリサイクル資源の処理において高い信頼性と効率性を発揮する装置です。豊富なラインナップにより、一般廃棄物から産業廃棄物、金属スクラップまで多様な用途に対応し、処理現場のニーズに応じた最適なソリューションを提供します。

堅牢な構造と独自の油圧システムを採用しており、長寿命かつ安定した圧縮性能を実現。さらに、安全性や操作性にも配慮し、遠隔操作や自動化オプションも搭載可能です。

高耐久・高効率・高安全性を兼ね備えた富士車輌の圧縮機は、リサイクル現場や廃棄物処理場に最適な一台です。

3SPシリーズ/スクラッププレス

3SPシリーズ/スクラッププレスの画像
出典元:稲垣製作所

稲垣製作所の3SPシリーズは、自動車・ドラム缶・空き缶など多様なスクラップを対象とした三方締めタイプの油圧式スクラッププレス機です。

材料投入後は押出しから整理まで全自動で対応可能。無線操作によりグレーンやホークリフトから遠隔制御ができる点も特長です。

本体は高強度フレームを採用し、摺動面には張替え可能な特殊鋼板を使用。耐久性と作業効率を両立し、現場での省力化と安全性向上を実現する、信頼性の高いプレス機です。

おすすめの圧縮機/プレス機メーカー3選

廃材やスクラップの圧縮・処理に欠かせない圧縮機やプレス機。選定のポイントは、処理対象や作業規模に合わせた機能はもちろん、導入後のサポートやカスタマイズ対応力です。

ここでは、性能・実績・対応力の異なる3社をピックアップしてご紹介します。

以下でそれぞれの会社について詳しく解説します。

柔軟な対応力なら!株式会社テヅカ

株式会社テヅカのHPのTOPページの画像
出典元:株式会社テヅカ

株式会社テヅカは、リサイクル処理機器の開発から設計・製造、保守までを一貫して担う福岡県のメーカーです。

項目詳細
会社名株式会社テヅカ
所在地〒811-3125
福岡県古賀市谷山942-1
電話番号092-941-1311
公式URLhttps://tezuka-group.co.jp/

スクラップ締プレスや押出式ベーリングプレスなど、現場ニーズに合わせて柔軟に対応できる製品を取りそろえており、自社設計のノウハウを活かしたカスタマイズ性の高さが評価されています。

OEM生産によるコスト抑制モデルや、土間コンクリート敷きで簡単に据付できる設計など、導入のしやすさにも配慮された構造が特長です。

導入後のアフターサポートも含め、コストと性能の両立を求める現場におすすめできる企業です。

また、以下の記事では株式会社テヅカの特徴や事例について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、株式会社テヅカについてさらに詳しく知りたい方は、公式HPでも確認できます。

大手なら!株式会社モリタ環境テック

株式会社モリタ環境テックのHPのTOP画像
出典元:株式会社モリタ環境テック

株式会社モリタ環境テックは、リサイクル機器の分野で幅広い製品ラインを展開する業界大手のメーカーです。

項目詳細
会社名株式会社モリタ環境テック
所在地〒274-0081
千葉県船橋市小野田町1530
電話番号047-457-5111
公式HPhttps://www.morita119-kt.com/

PCN型やPAN型のスクラッププレスは、廃車やアルミ、低級スクラップなどの処理に対応しており、処理能力・省エネ性・耐久性を兼ね備えています。

投入から出荷までの一貫作業を遠隔操作で行える設計や、特殊鋼による摺動部の耐久強化といった実用的な工夫も導入されています。

全国ネットワークによるメンテナンス体制も整っており、安定供給と長期運用を前提とした選定にふさわしい信頼性の高い企業です。

なお、以下の記事では株式会社モリタ環境テックの特徴や事例について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

実績なら!富士車輌株式会社

富士車輌株式会社のHPのTOP画像
出典元:富士車輌株式会社

富士車輌株式会社は、創業100年を超える歴史を持ち、リサイクル設備やスクラップ処理機の設計・製造において豊富な実績を誇るメーカーです。

項目詳細
会社名富士車輌株式会社
所在地〒524-0034 
滋賀県守山市千代町13-1
電話番号077-583-1235
公式HPhttps://www.fujicar.com/

三方締プレスやスクラップシャーなどの重機系プレス機の開発に加え、破砕・選別までの一連のリサイクルプロセスに対応できる技術力を有しています。

SHELLANOSといったファインシュレッダや各種大型機器も自社製造しており、堅牢な構造と高効率な処理能力を両立。長期安定稼働を求める企業にとって、安心して任せられる設備パートナーです。

なお、以下の記事では富士車輌株式会社の特徴や事例について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

本記事では、圧縮機やプレス機の役割とおすすめ製品・メーカーを解説しました。スクラップ処理機は、金属廃材を効率的に圧縮・成形し、輸送や保管の効率化、再資源化の促進に欠かせない設備です。

スクラップ締プレスや押出式プレスなどの製品は、それぞれ処理対象や現場条件に応じた特長を持っています。

また、テヅカ・モリタ環境テック・富士車輌といった信頼性の高いメーカーを比較検討することで、長期的な安定稼働とコスト削減を実現できます。適切な選定が成功のカギです。

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